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社長ブログ

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仕事のこと
2021年10月08日

同業者さまと生きていく。

こんにちは、KONDOです。
久しぶりとなりましたが、本日は大安ということでブログを更新いたしました。

前回のブログ更新から約2ヶ月。
その間、全国各地の同業者様を巡ってLED電子看板事業化勉強会を継続しながら、ご縁をいただいた大分・滋賀・青森の同業者様が初めて自社で手がけられる大型ビジョン案件のご契約をいただき、いずれも年内設置のため訪問してきました。

大分空港

大分県の同業者様は当社のある八王子までわざわざ勉強会にお越し下さり、その場でご用命いただきましたので、今回は私が空路訪問してきました。

私と同世代の社長ですが、創業者として苦労され、祖業の看板製作のほか、全国の看板業者様を販路とする樹脂文字メーカーとしても事業拡大されています。

滋賀県米原駅

滋賀県の同業者様は4月に訪問したのち、今回ご契約を頂きました。
若くして世代交代された二代目社長ですが、時流を見据えた展開のひとつにビジョンを活用した戦略をお持ちで、私自身大きな刺激を受けました。

青森県弘前市

青森の同業者様は勉強会とご契約も兼ねて片道9時間、往復1500kmの陸路訪問でした。
上の画像は弘前到着手前の東北道阿闍羅パーキングエリア(あじゃら)地名は難しいです。仙台以北は交通量も少なく非常に走りやすかったです。

弘前の同業者様は三代目、今は専務さんですがお若いにもかかわらず非常に礼儀正しい方で、これからを見据えた戦略にLEDビジョンを自社で扱っていくと仰せでした。

今回の訪問で4月からの陸路勉強会関連走行距離は5200kmを超えました!

当社が設置して安定性の高い960mm角のLEDキャビネット現物をお見せしたいので、基本車で移動しています。

青森県訪問は私が施工の最前線にいた約20年ぶりです。
当時は店舗屋上ネオン工事で八戸と青森市内の2店舗を施工しました。
看板業界はご依頼があれば全国どこへでも。まさに稼業ですね。

同業者様向け勉強会は二年前に開始しました。
当時は八王子までお越しいただいたり、組合の勉強会にお声がけいただき63社様とご縁をいただいたのですが、コロナ禍では一堂に会する開催はできないため昨年度は中止しました。

再開するにあたり、本年3月に全国同業者様へDMを約3000部配布し、実際にお声がけいただいた方にこちらから訪問する形式としました。

10社あれば御の字と考えていたところ、既に30社以上の同業者様と勉強会を開催させていただきました。それも北は青森〜南は大分とまさに全国です。
都市部より地方の同業者様の意識が高いのも特徴でした。

二年前の勉強会と大きく変わったこと。

1、コロナ禍における社会構造の変化に伴い、多くの同業者様が危機感というより実際に売上減少等厳しい状況に直面していること。

電子看板がこれから主流になっていくのは分かっていても一歩踏み出せなかったが、そうも言っていられない状況になり、実際に事業化に動き出す機運になっていること。

2、DMと並行して開始したYouTubeチャンネル

「看板チューバー Atlas Kondo」をご覧いただき、勉強会のご依頼をいただいていること。こちらでは素人の私が大根役者を演じているわけですが、かえってそれが良かったのかもしれません。(大汗。。。)
いずれにしても発信していくことの大切さを再認識しました。

今回の同業者様案件で共通していることは「全て自社運用の広告収益物件」であることです。
ある意味、野立広告の電子化です。野立広告を以前から事業としている同業者様はもちろんのこと、そうではない同業者様も視認性に優れた設置場所を確保できれば新たな収益を生み出すことが可能です。
これは作って設置したら終わりのビジネスから、断続的に収益を生むビジネスへの参入機会となります。
このことは広告を出したくても出稿料金が高くて断念していたユーザー層を掘り起こし、我々看板業者が直接ミニマムコストで設置・運営に乗り出すことで気軽な価格帯での出稿を可能とし、新たな市場を創造できると考えています。

渋谷駅頭など、超一等地の超大型広告ビジョンは大手広告代理店様が運営し、上場企業からの出稿を。
その他は今後看板業者が直接ビジョン広告運営に乗り出し、安価な出稿料金により、中小企業や個人が気軽に広告出稿できる時代へ。

看板業の当社が同業者様にLEDビジョン自社事業化に取り組んでいる理由は下記のとおりです。

1,同業者として長年看板業に従事してきた気持ちを持っていること

2,実際にビジョンを設置してきた経験から、純粋に1ユーザーとして客観的な視点で安定性に優れたクレームの少ない機種をご提案できること。
(同じLEDドットピッチの機種でも選びきれないほどのメーカーからラインナップされているため)さらに、トラブル時の各種対処法も蓄積していること。

3,日々の運用に重要な配信システムを看板業の視点で徹底追及した自社開発システムで提案できること。
(本年9月からは収益用ビジョンに特化したクラウド型の配信システムもラインナップ。)

4,計画段階から、同業者様自ら組み立て、各種設定、施工まで弊社が立ち会いを含む伴走支援により不安なく事業化していただけること。

5,理念、サービスが他のLEDビジョン販売会社とは違う、看板業界向けに事業展開していること。

実際の設置に際し重要なコストについても、数百万単位の出費になります。
当然同業者様は他社に見積を取られていますが、当社の方が安かったし同じ看板業だったから。このように言っていただいております。

価格については決して安かろう悪かろうではなく、高品質の製品・サービスをお届けするため、日々コスト削減に努めていると同時に、多くの同業者様に受け入れていただける価格設定を行い、看板業者がビジョンメーカーさんの下請けとして施工だけを請け負う現状から、ビジョンを扱うのは当然看板業者の時代だと言われるようにしていきたいと考えているからです。

●学ぶべきは異業種にあり。
●市場にはお客様とライバルしかいない。

私はセミナーや本でこのように学んできました。

しかし、勉強会の活動を通じて、そうとも言い切れないと感じています。
同業者様とのご縁はビジョンを通じたビジネスの関係に留まらず、各社様の考え方、スタッフの交流を通じて得られる技量の向上など、たくさんのことを学ばせていただくことができます。

そして、電子看板ビジネスでは同業者様をライバル視するのではなく、逆に同業ネットワークを構築して看板業界の新たな時代を切り開いていくべきだと考えています。

今回のタイトルである「同業者様と生きていく」について

同然ながら「お客様と生きていく」にプラスして経営の柱に据え、看板業界の発展にもお役に立てればと考えています。

10月5〜6日名古屋で開催予定でした「あいちKANBANフェスタ2021」は出展にプラスして会場でのセミナー講師としても登壇予定でしたので東海地区の同業者様と新たなご縁をいただける場として楽しみにしていたところ、コロナ禍により来年に延期となりましたが、11月4〜6日 東京ビッグサイトで開催される業界最大の展示会「サイン&ディスプレイショウ 2021」に初出展致します。
万全の感染症対策をおこない、来場下さる同業者様はもちろんのこと、一般のお客様向けにも最新の情報を発信して参ります。

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
次回は「事業承継」について書きたいと思います。

インスタ(アトラス広告社)
YouTube(看板チューバー Atlas Kondo)も併せて宜しくお願いいたします。